スペイン旅行(16)

※スペイン旅行(16)-2004.4.8-

マラガ・ピカソ美術館から、近くにある彼の生家に向
かう。 カテドラルの裏門を通って、メルセ広場に出
る。 この広場は、ピカソが少年時代に遊んでいた
場所で、昔のままの姿で残っている。

広場のすぐ向かいにあるビルの一隅に、ピカソの生
家がある。 ピカソは、1881年10月25日に、ここ
で生まれた。 1884年一家は、同じ建物の3階に
居を移している。 1900年パリに行くまで、ここに
住んでいた。 幼少のピカソは、度々父に連れられ
てマラガの闘牛場を訪れていた。 ピカソの中に生
きているスペイン性は、紛れもなくアンダルシアの
ものである。 フランコの独裁の下で、やむなくスペ
インを離れ南フランスに移住したものの、マラガへ
の郷愁は、時にピカソの作品の中で光りを放って
いる。

さて、再びバスに乗車して、「ローマ劇場跡」に向か
う。

BC202年、ポエニ戦争に勝利したローマは、マラガ
をローマ支配都市「フラビア・マラシータ」とし、マラガ
はイベリア半島内にある他のローマ都市や、地中海
の他港との交通の要地となった。

テアトロ・ロマーノ(ローマ劇場)遺跡

 8~9世紀に、海からやって来る敵からマラガを守る
 防護壁として造られた、アルカサバ(城塞)のすぐ下
 で、1950年代に発掘された。 この遺跡は、マラガ
 周辺に残されたローマ帝国の足跡を非常によく物語
 っている。

 この遺跡は、規模は小さいが、スペイン最古のもの
 の一つである。 現在も、修復工事を続けている。

カテドラル・マラガの裏門

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メルセ広場(ピカソが子供時代に遊んだ場所)

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ピカソの生家(ビルの左下部分)

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近くの工事現場でピカソが

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追加画像は下記をクリックして下さい

8~9世紀に造られた城塞・マラガへジャンプ







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